借りやすさ、返しやすさ、金利の低さはもとよりだけど・・・
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先ごろ、大手消費者金融が業務停止命令を受けた。かわいいチワワと人気の中年俳優のコミカルなCMで人気を博していただけに、その裏で行われていた無謀な取立ての録音テープに愕然とした人が多いだろう。 昔、消費者金融が「サラ金」といわれていた頃には珍しくもない話であるが、これだけ一般に普及した後もそうしたことが行われていたというのには、少なからず驚かされる。 しかしながら、これまでグレーといわれていた利息上限も、今後はほぼ15%程度に収まってきそうでもあるし、それこそ賢くキャッシングの利用をしさえすれば、生活の幅は広がるはずである。 ただ、これからはキャシング会社も、少なくても反社会的な行動はしない、という「安心」で選ぶ時代となってきた。

サラ金トップセールスマン物語―新入社員実録日誌

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定価 : ¥ 1,785
販売元 : 花伝社
発売日 : 2005-09

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がんばれ 八木くん

「サラ金」という特殊な世界を職場に選んだ新入社員が、こつこつと仕事を覚え、一人前になっていく過程が、実によく描かれている。職場の同僚、先輩、上司との関わりあいも、なかなかおもしろい。サラ金で融資を受ける人の実態が見えてくる。フリーターの弟や、パート収入の母親まで連帯保証人に立てて、融資しようとする。しかしこれも必要悪である。困っている人にお金を貸すことは、その人に出直しのチャンスを与えているのだから…。

そもそも常識、されど・・・。

金融の仕事ってどうしてあんなに儲かるの?あれだけの高金利で借りるのはなぜ?そもそもどうして金融は必要なのか・・・。
作者は元サラ金マン。不動産を担保に高額の借入をする羽目になった人々を豊かな感受性と深い洞察力で見てきたようだ。
そして同時に描かれる、新入社員として入った青年を迎え、育てていく先輩たちの姿は、自らの職務の社会的意義を感じ、丁寧に仕事をする生真面目なサラリーマンそのものだ。
よく有る「アリ地獄、高利をむさぼる悪徳業者!」という姿勢で書かれた本とは一線を画す、普通の世界に普通に存在するサラ金(闇金じゃなく)の、常識と節度に裏打ちされた実態がそこにはある。
労働の代価ではないマトまった金を手にするのは、当たり前に働き、毎月少しずつ分けておいて漸く手にするはずの金を、手前でドーンともらうようなもの。時間の価値、リスクが金利という形で乗るのはそもそも当然のはず。そんな「常識」にも思いをいたすのであります。


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